歯科コラム

2020.02.24

「歯科矯正の同意書の注意点について知りたい。」
「同意書を書く時に質問しておくことは?」
矯正をお考えの方で、このように実際に始める時に書く同意書について詳しく知りたい方は多いのではないでしょうか。
矯正は高額費用が必要ですので、心配になりますよね。
今回は、矯正歯科に関する同意書についてご説明します。

同意書はなぜ書くの?

矯正歯科における同意書は、問診や検査を済ませた後で、今後このように進めていきます、というのを説明するタイミングで書きます。
今後の治療方針に関する説明をしたことに対して、「これで大丈夫です」と同意するものです。
厚生労働省が示す「療養担当規則」というルールには、治療を進めていく上で、患者と医療者の間で必要なのは「同意」と定められています。
これは「同意書」とは異なり、口頭でも書面でも同意があれば、このルールをクリアしていることになります。
ただ、すべてのことを口頭で話すよりかは、書面できちんと示す方が多いです。
お互い文字面で可視化できますので、歯医者のほとんどが書面による「同意書」を書いてもらっています。

説明を受けた時に確認しておくことは?

同意する事項を可視化できたとしても同意書には、専門用語がびっしり書かれていますので、どんなことを確認しておけばいいのか迷いますよね。
そこで、ここでは同意書を交わす際に、確認しておくべきポイントをご説明します。
ポイントは大きく2つに分けて費用と治療に関することです。

費用

矯正歯科にかかる治療日の目安は80万円〜120万です。
あまりにも高額な費用を請求される場合は、明細書を確認することをおすすめします。
歯科矯正は、自費治療ですので、健康保険がききません。
しかし、先天的な異常や顎の骨格の治療が必要な場合は、保険がきくことがあるので、思い当たるのであれば聞いておきましょう。
また、費用の支払い方についてもきちんと確認する必要があります。
初回費用と毎回必要な費用、虫歯などの矯正とは別の治療が必要になった時の費用を、その場ではじめに一括で支払うのか、分割して払うのか、事前に把握しておきましょう。

治療

矯正の治療には、約2年〜3年かかります。
ライフスタイルの変化に伴って止むを得ず病院を変更する場合は、どのような手続きが必要なのかを事前に確認することをおすすめします。
また、お子様が治療を受ける場合、治療中の過ごし方の助言をもらっておき、注意点を知っておくと安心です。

まとめ

今回は、矯正歯科に関する同意書について、同意書が必要な理由と説明を受ける時に聞いておくといい質問をご紹介しました。
安心して治療を受けられるために、ぜひ、本内容を参考にしてみてください。
当クリニックは、最先端の歯科矯正治療システムを用いたシステムを導入しています。
気軽にご相談にいらしてください。