歯科コラム

2020.02.28

「矯正なのに歯を抜くの?」
歯の矯正をお考えの方で、このように抜歯する矯正について知りたい方は多いのではないでしょうか。
人と話すときや笑ったときに歯並びが綺麗に揃っていると良いですよね。
今回は、歯並びを治したいとご検討中の方に、矯正で歯を抜くとは、どういうことなのか詳しく説明していきます。

矯正で抜歯するってどういうこと?

私たちの歯は、上下に16個ずつ歯が付いています。
上下の歯、どちらも同じ名称と番号が付いており、真ん中の2本の歯を「中切歯」と言って、これが1番です。
真ん中から両サイドに分かれて、2,3,4,,,,と数字が続いていき、8までの数字が続きます。
2から「側切歯」「犬歯」「第一小臼歯」「第二小臼歯」「第一大臼歯」「第二大臼歯」「第三大臼歯(親知らず)」となっています。
矯正するにあたって、抜く歯は、「第一小臼歯」です。
矯正治療の方法は、犬歯の後ろにあるこの「第一小臼歯」を抜いて歯が動く隙間を作り前歯を収めるのが一般的です。

抜歯する理由

抜歯することに抵抗がある方もいらっしゃるかもしれません。
なぜ抜歯をしなくてはいけないのかというと、2つの理由があります。
1つは、上記に示した矯正の根本的な治療方法の一環だからです。
抜歯をして、歯並びに悪影響を及ぼしている歯を戻すスペースを作るためです。
もう1つは、「第三大臼歯(親知らず)」を抜く場合です。
この歯が、正しい向きに生えていない、埋まったままである状態で放置しておくと、せっかく矯正で歯並びを綺麗にしたとしても、圧力で歯並びが綺麗に保てないことがあります。
そのため、親知らずを抜いて矯正を始めることで、長期的な継続した歯並びを目指します。

非抜歯で矯正する方法はあるの?

矯正=抜歯というわけではありません。
抜歯しない方法で矯正できる場合もあります。
ただ、それは綿密な検査と口の大きさや歯の大きさによっても異なりますので、十分な相談が必要でしょう。

抜歯すると痛そう

歯を抜いた後は、長くて1週間ほど痛みがあるそうです。
血液が固まらず、むき出している骨に飲食物が触れ痛みを引き起こしています。
入浴を避け血行の巡りを促進させることは、できるだけ避けると良いでしょう。
あまりにも痛みが続くようであれば、病院に行くことをおすすめします。

まとめ

歯並びを綺麗にしたいとお考えの方に向けて、抜歯する歯科矯正について解説しました。
抜歯することに抵抗がある方は、非抜歯の方法も相談してみてください。
当クリニックは、最先端の歯科矯正治療システムを用いた、大人になってもできるシステムを導入しています。
治療を躊躇せず、一度気軽にご相談にいらしてください。