歯科コラム

2020.03.15

「矯正中の歯磨きってやりにくそう。」
「磨きやすい歯ブラシってあるの?」
歯科矯正をお考えの方で、このように矯正中の歯磨きのポイントを知りたい方は多いのではないでしょうか。
矯正は、歯の表面や裏面に器具が付いている状態なので磨きにくいです。
今回は、矯正中の歯磨きのポイントについてご紹介します。

矯正中の歯磨きが特に大切な理由とは?

矯正中は虫歯や歯周病になりやすいです。
器具が歯に取り付けてあるため、器具と器具の間の見えない部分に汚れが残っていたとしても見落としてしまうことが多いからです。
矯正中に虫歯や歯周病になってしまうと、一度矯正治療をストップしなくてはいけません。
虫歯の重症度によっては、一度器具を取り外して治療を優先することになる場合もあります。
そのため、日々の適切なメンテナンスがとても重要になってくるのです。

歯磨きするときのポイント

歯磨きをするときのポイントを2つに分けてご紹介します。
歯磨きのタイミングと虫歯や歯周病にならないための磨き方の2つです。
矯正を始めると、ほとんどの歯医者に、「食事をしたらできるだけ早めに歯磨きをするようにしてください。」と言われます。
歯磨きは、食事を済ませた後に、毎回することをおすすめします。
次に、歯磨きの仕方です。

歯ブラシには3つのタイプがある

矯正をしていない場合は、通常の歯ブラシを使うことがほとんどですが、矯正中は、器具があるので、器具と器具の間を丁寧に磨くための別の歯ブラシを使うと良いでしょう。
具体的には、まず歯ブラシで器具を避けて歯の表面を磨きます。
次に、歯間ブラシやタフトブラシと呼ばれる細い歯ブラシを使って、器具と器具の間や、ワイヤーと歯の間を磨きます。
最後に、フロスと呼ばれる糸ブラシで、歯と歯の間の汚れを取ります。
このように通常の歯ブラシと特殊な歯ブラシを用いて丁寧に磨くことが重要です。
食事の後に毎回、このような磨き方をすることが難しい場合は、通常の歯ブラシで磨くと良いでしょう。
夜の寝る前には、この手順で磨くと良いでしょう。

まとめ

今回は、歯科矯正中のポイントとして歯を磨くタイミングと磨き方をご紹介しました。
虫歯や歯周病の治療によって、費用が重ならないためにも、適切なメンテナンスをして予防することをおすすめします。
当クリニックは、最先端の歯科矯正治療システムを用いたシステムを導入しています。
一度気軽にご相談にいらしてください。