歯科コラム

2020.04.13

「なんだか口を大きく開けにくい。」
「顎の関節の音がする。」
このようなお悩みをお持ちの方はいらっしゃいませんか。
もしかしたら、顎関節症(がくかんせつしょう)かもしれません。
顎関節症は治せるので安心してください。
では、さっそく顎関節症についてご説明いたします!

顎関節症(がくかんせつしょう)ってどんな病気なの?

「顎が痛い。」
「口を大きく開けられない。」
「顎を動かすとゴリゴリと音がする。」
「顎が外れやすい。」
このような症状の場合は、まず、顎関節症が疑われるでしょう。

顎の周りには、筋肉や関節、神経が集中しています。
顎関節症とは、顎の関節やその周辺がなんらかの原因で痛んだり動きにくくなったりすることを指すのです。
症状は、良くなったり悪くなったりを繰り返します。
一時的に良くなったからといって病院を受診しないでいると要注意です。
顎関節症では、めまいや耳鳴り等の他の症状を引き起こす可能性もあります。

顎関節症の治療に歯科矯正は必要なの?

歯科矯正とは噛み合わせを正しい位置に戻す治療です。
顎関節症との関わりが深そうですよね。
顎関節症の原因が噛み合わせの場合は、歯科矯正治療によって改善が期待できます。
しかし、歯科矯正治療は長期的なものです。
顎関節症でお悩みの方にとっては、即効性が感じられないのであまりおすすめはできません。

また、顎関節症を第一の目的とした歯科矯正治療は保険が適用されないのです。
そこで、1番おすすめさせていただいている治療法をご紹介しましょう。
それはスプリント療法です。
就寝時にマウスピースをはめることで、顎や歯にかかる負荷を軽減できます。
マウスピースをはめるだけなので、手軽ですね。
多くの場合はしばらくすると症状はましになりますよ。
また、痛みがかなり強い方には消炎鎮痛剤をおすすめします。
服用することで、痛みが緩和されます。
即効性があるのがメリットです。
実は、一般歯科で行う投薬治療やスプリント治療には保険が適用されます。
したがって、見た目の改善を第一の目的とし、「ついでに顎関節症の治療もしよう」と副次的な目的がある場合にのみ、当院では歯科矯正治療をおすすめさせていただいております。

まとめ

顎関節症は、顎だけでなく他の部分に痛みを引き起こす場合があります。
肩こりが治らない場合、その原因は顎関節症かもしれません。
当院では、歯科矯正はもちろん、顎関節症治療にも信頼をいただいております。
ぜひ、神戸で顎関節症のお悩みをお持ちの方は当院へいらしてください。