歯科コラム

2021.05.28

「インビザラインの歯科矯正を検討している」
「歯を削らずに矯正を行いたい」
このようにお考えの方はいらっしゃいませんか。
自分の歯の将来を考えると、なるべく歯を削らないようにしたいとお考えの方が多いと思います。
そこで今回は、インビザラインの歯科矯正の流れと歯を削る必要性の有無について解説します。

インビザラインの歯科矯正の流れについて

インビザラインでの歯科矯正はどのような流れで進んでいくのかについて、知っている方はあまり多くはないでしょう。
ここからは、全体の流れについて紹介します。
この方法での矯正を検討している方は、少しでも全体の流れをつかんでみましょう。

1つ目のステップは、データ集めです。
3Dシミュレーションなどを用いて、歯の形状などの細かいデータを取っていきます。
最近では非常に優れた機械がたくさんあるので、このステップは短時間で終了します。

2つ目のステップは、矯正計画の立案です。
採取したデータから対象となる方の口内のモデルが作製され、それに担当歯科医が修正を加えます。
そして、それらを参考にして矯正計画の立案がされます。
この際は画像を見ながら細かい説明がされるので、覚えておきましょう。

3つ目のステップは、マウスピースの作製です。
立案された計画に問題がなければ、装着するマウスピースを作る段階に入ります。
この際には、矯正が完了するまでに必要な全てのマウスピースを同時に作製するので少し時間がかかる場合もあります。

4つ目のステップは、歯科矯正のスタートです。
マウスピースが届いたら、歯科医師から使い方やルールの説明を受け本格的な歯科矯正がスタートします。

5つ目のステップは、歯科矯正の終了です。
複数回の定期診断などで歯の状態を確認しながら、用意された全てのマウスピースを使い終われば、マウスピースを装着する段階は終了です。
その後に、アライナーを1から2カ月程度装着して問題がなければ全ての工程が終わります。

歯を削る必要性の有無について

結論から言うと、状態によっては歯を削る必要があると判断されるケースもあります。
マウスピースを用いた矯正を効率よく行うためには、歯を動かすスペースが必要です。
そのスペースが十分になければ、歯を削ってスペースを作り出す必要があります。
場合によっては歯を削る可能性があるので、覚えておきましょう。

まとめ

今回は、インビザラインの歯科矯正の流れと歯を削る必要性の有無について解説しました。
歯を削る必要があるのかどうかは、担当の歯科医師が判断してくれるので1度歯の状態を見てもらいましょう。
この記事で紹介した内容を参考にして、歯科矯正を行ってください。