歯科コラム

2021.10.02

「歯科矯正における後戻りが不安なので、詳しく知りたい。」
このようにお思いの方はいらっしゃいませんか。
そのような方には、インビザラインがおすすめです。
なぜなら、インビザラインは後戻りがしづらいからです。
そこで今回は、歯科矯正における後戻り、インビザラインが後戻りしづらい理由について解説します。

歯科矯正における後戻りとは

そもそも後戻りの定義は、「逆に戻ること、良い状態だったものが再び悪くなること」です。
歯科矯正でも、この定義通りの後戻りが発生します。
具体的には、治療後に綺麗になった歯並びが元の治療前の状態に戻ってしまうことです。
では、なぜ後戻りは発生するのでしょうか。
それは、歯は常に変化し続けるからです。
詳しく説明すると、歯は生えた後に同じ形で常に同じところにはありません。
歯は少しずつ形や位置が変わっていきます。
例えば、虫歯や歯周病などで噛み合わせが変化したり、食べ物を噛んだことにより上下の歯が擦りあっているうちに次第に歯の高さは変化したりします。
歯は奥歯から前歯に向かって力が加わり、それと同時に位置も次第にずれていきます。
寝ている際の歯ぎしりや食いしばり癖なども歯並びに影響を与えているとされています。
歯科矯正で歯を動かす際には、まず歯を支えている骨を溶かして位置を変えます。
そして、変わった位置で新しい骨が形作られ固定されていくのです。
矯正が完了して間もない頃の歯の根の周りにある骨は不安定なので、歯はいつもよりも動きやすくなっています。
その際に、食事をしたり、前の習慣のままの口や顎の動きを続けたりすると、歯が後戻りしてしまうことにつながるでしょう。
特に、抜歯などで口の中をかなり変えたケースは不安定になりやすいので、後戻りのリスクは大きくなります。

インビザラインが後戻りしづらい理由とは

歯科矯正における後戻りについて解説したところで、インビザラインが後戻りしづらい理由について解説します。
インビザラインで治療した方は、しっかりリテーナーを使用することが多いです。
治療中からマウスピースをつけることに慣れているので、その後にリテーナーを使っても抵抗を感じないのです。
このように、長期にわたってリテーナーを使うことによって、綺麗な歯並びを維持できます。

まとめ

今回は、歯科矯正における後戻り、インビザラインが後戻りしづらい理由について解説しました。
歯科矯正でインビザラインをお考えの方は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。