歯科コラム

2022.01.20

「インビザラインの流れについて知りたい」
インビザラインと聞いても何となく歯を動かすマウスピースとしかイメージが湧かない方も多いでしょう。
そこで今回はインビザライン治療の流れや歯科矯正で気を付けることについて紹介します。

インビザライン治療の流れ

まずはインビザラインの流れを5つ紹介します。
ただし歯の状況によっては変更になることもありますので、以下はあくまで目安としてお考えください。

1つ目は、患者様の歯列や噛み合わせの型取りです。
当社ではインビザライン用の精密な印象材や口腔内3Dカメラを使って正確な歯型がとれるようにしています。

2つ目は、治療計画の作成です。
患者様のご要望や診察したお口の状態を踏まえて治療計画を立てます。
治療計画と診断結果をアライン社におくれば、細かい治療プログラムが可能となります。

3つ目は、治療計画に合ったシミュレーションをすることです。
歯型から患者様の歯列をコンピュータで再現し、専門家によって治療シミュレーションが作られます。
どういった流れで歯を動かしていくのかシミュレーションを見ながら、患者様のご要望が反映され、理想のかみ合わせになるかなどをチェックします。
このシミュレーションではこまかに精査され、矯正担当医がもう一度確認をしながら治療ができる動きで計画をし、良いものに修正を加えます。

4つ目は、マウスピースの作成です。
矯正担当医と患者様がシミュレーションに同意をすれば、アメリカの工場で治療計画に合わせた全てのマウスピースを作ります。

5つ目は、治療のスタートです。
装着の状態を確認し、1カ月半から3カ月毎に治療シミュレーションと照らし合わせて診察しながらマウスピースを新しいものに交換します。
作成では、アメリカとコンタクトをとりながら個人に合ったものを丁寧に作っていきます。
そのため、初めて相談しに来院してから、治療開始までは2カ月ほどかかるということを覚えておきましょう。

歯科矯正で気を付けること

矯正治療をする前に重要なことは歯肉の状態が安定していることです。
歯肉に異常がある場合は、しっかり治してから矯正治療を開始します。

インビザライン矯正で注意することは、やはりマウスピースをつける習慣を身に着けることです。
マウスピース矯正では1日20時間以上つける必要があります。
マウスピースを毎日つけるということは、歯のお手入れを怠らないことが求められます。
お手入れを怠り磨き残しをすれば、虫歯や歯周病の可能性が高まるため注意が必要です。

まとめ

インビザライン治療の流れや歯科矯正で気を付けることについて解説しました。
今回の記事で大体の流れについてご理解頂けたでしょうか。
治療の流れについて疑問や不安なことがあれば、ぜひ当社にご相談ください。