歯科コラム

2022.02.20

「インビザラインのアタッチメントが外れてしまったらどうしよう」
このような不安をお持ちの方は少なくありません。
そこで今回は、アタッチメントが取れる原因やアタッチメントが取れてしまったときの対処法を紹介します。

アタッチメントが取れる原因とは?

インビザライン治療では取り外しができる透明なマウスピースを使用します。
アタッチメントがついた歯の上からアライナーをつけ、通院の際に医師によってチェックにより綺麗で正しい歯列に動かしていきます。
ワイヤーブラケットといった矯正方法と大きく異なる点は、自身で取り外しが可能な点でしょう。

これは便利な一方で、食事や歯磨きの際の取り外し時や、間違ったお手入れを行っている際にトラブルが発生しやすいです。
専門的にはアタッチメントが脱落を起こすと言います。

アタッチメントを装着すると、以前よりアライナーのつけ外しに力が必要になります。
特に、前歯の方はスムーズに外せなくなる場合が多いため、奥歯から前歯の順に外します。
ただし、慣れさえすれば簡単に外せるようになるかもしれません。

アタッチメントが取れてしまったときの対処法とは?

インビザラインのアタッチメントは、当然ですが治療後全て外すことを前提に設置されます。
そのため、治療中にもしかしたら外れてしまうかもしれません。
以下では、アタッチメントが外れた場合の対処法について紹介します。

1つ目は、次の診察時に担当医や担当衛生士へ報告することです。
担当医は通院の際に、歯の動きが計画通りに進んでいるか、アタッチメントが外れていないかを細かくチェックしています。
チェックの際に患者様からの報告は大切な情報となるため、外れたり違和感があったりする場合は伝えるようにしましょう。

インビザラインのアタッチメントが外れたとしても、すぐに計画が乱れる訳ではありません。
それよりも装着時間が十分に確保されているかの方が大切です。

2つ目は、次回診察時にもう一度設置してもらうことです。
アタッチメントは重要な役割を果たすものですから、元の状態に戻すことが大切です。
アタッチメントを再設置する際にはそれほど長い時間はかからないため安心してください。

まとめ

今回は、アタッチメントが取れる原因やアタッチメントが取れてしまったときの対処法を解説しました。
アタッチメントは治療開始から終了まで必ずずっと設置するものではありません。
状況によっても変わりますので、詳細が知りたい方は担当医に相談しましょう。
その他、インビザライン矯正でお困りの方は当院までご相談ください。