歯科コラム

2022.02.28

「インビザライン矯正の口臭は何が原因なのかな」
このようなお悩みをお持ちの方は多いと思います。
インビザライン治療中は歯みがきをきちんとしていても、口臭が発生することがあります。
そこで今回は口臭の原因や対策について紹介します。
ぜひ参考にしてください。

口臭の原因について

インビザラインは1日の大半をつけたままで過ごすことになります。
たかが口臭といっても不快感が一日続くとなると深刻な問題です。
まずは口臭が起きてしまう原因を紹介します。

1つ目は、マウスピースに菌が繁殖するためです。
いくら歯磨きをして口の中を綺麗にしたとしても、マウスピースに汚れが残っていれば口臭の原因となります。
特に、インビザラインはマウスピースでできているため、小さな傷ができやすく、そこから雑菌が発生する可能性があります。
そのため、マウスピースの洗浄は欠かせません。

2つ目は、口が乾燥しやすいためです。
通常、唾液は口の中に行き渡っており、自浄作用が働きますが、マウスピースをつけていると内側に唾液が流れにくくなります。
そのため、口が乾燥しやすく口臭の原因にもなります。

3つ目は、汚れついた状態でマウスピースを装着するためです。
食事中はインビザラインを取り外し、食事が終われば歯磨きをしてから装着する必要があります。
しかし、面倒だからと歯磨きを省略してしまう方もいらっしゃいます。
食べかすや汚れが残った状態でつけると、細菌が増えて口臭の原因となります。

インビザライン矯正中の口臭対策について

歯並びを綺麗にするために勇気を出してインビザライン矯正をはじめても口臭で悩んでしまうのは残念なことです。
そのため、以下ではインビザライン矯正中にできるオススメの口臭対策について紹介します。

1つ目は、歯磨きを丁寧にすることです。
マウスピースを外してから食事をする際はしっかりブラッシングを行いましょう。
強い力をかけずに小刻みにすると綺麗に磨けます。
ブラッシングに自信がない方は歯科医師に相談してみましょう。

2つ目は、歯間ブラシやデンタルフロスを使うことです。
いくら時間をかけてブラッシングをしても歯の間に溜まった汚れはなかなか落とせません。
そのため、歯ブラシと併用して頂きたいのが歯間ブラシとデンタルフロスです。
歯間ブラシは歯と歯の間の大きさにあったものを選ぶことが大切です。

まとめ

今回は、口臭の原因や対策について解説しました。
歯のケアとマウスピースのケアは別ものです。
上記で紹介した口臭対策をして、清潔で綺麗な歯を目指しましょう。
インビザライン矯正をお考えの方はぜひ一度当院までご相談ください。